みんな何歳で結婚するの?
厚生労働省の統計データを見ると、平均初婚年齢は夫31.1歳で前年の31歳より上昇しており、妻は29.7歳で前年の29.5歳より上昇しています。
女性の初婚年齢の「平均値」は29.7歳と聞くと、30歳前後で結婚した人が多かったように感じると思います。
ですが、実際に、女性の婚姻件数の年齢別の状況を見ると、婚姻が最も多かった年齢(初婚年齢の「最頻値」)は26歳であり、27歳以降は、年齢が1歳上がるごとに婚姻件数が大きく減少していきます。
男性についても同様の傾向が見られ、初婚年齢の「平均値」は31.1歳、初婚年齢の「最頻値」は27歳であり、初婚年齢の「平均値」と、初婚年齢の「最頻値」の間に女性は約3歳、男性は約4歳の差があります。
なぜこのようなことになるのか?
初婚年齢の「平均値」と「最頻値」の間にかい離が生じた理由は、一部の中高齢者の結婚が「平均値」を大きく引き上げているためです。
実際には、平均初婚年齢時点で、初婚の男女の7割近くが既に結婚しているわけです。
女性も男性も26歳から27歳には多くの人が結婚して、そこから1年過ぎるごとに成婚が難しくなるということが統計からも見られるということです。
ベストな結婚タイミングって?
結婚に対して年齢を気にしている人も多いと思いますので、科学的にベストな結婚年齢について紹介しておきます。
身の回りで結婚が決まったり結婚するカップルが増えてくると、それにより焦ってしまう人も少なくはないと思いますが、女性でも男性でも結婚について色々考えることはあると思います。
逆に、早く結婚したいけど、周囲からまだ早いと言われることもあるかもしれません。
当然ですが、いつがベストなのかというのは人によって違ってきます。みんな結婚する相手は違うし趣味嗜好が違います。
どういう家庭が幸せなのかという価値観も人それぞれです。そういう意味では、一概にこのようなタイミングで結婚しないと駄目だという話ではありませんが、科学的に見た時に幸せになれるであろう結婚のタイミングというものはわかっています。
「離婚しない結婚」のタイミングとはいつなのかということを調べてくれた研究があり、長続きする相手と結婚するためには、いつぐらいに結婚するのがいいのかということがわかります。
これによると、やはり若い時に結婚すると離婚率は高くなります。
10代の頃に結婚すると離婚率は高くなっていますが、20代から30代にかけて徐々に離婚率が下がってきて、30代を過ぎてくるとまた徐々に離婚率が上がってくるというグラフで言うとU字型のカーブを描く感じです。
つまり、あまりに若いうちに結婚するとやはり離婚しやすいけれど、一定以上の年齢を超えて結婚しても、同じように離婚しやすくなるということです。
最も離婚率が低くなる結婚タイミング
では、最も離婚率が下がるベストな結婚のタイミングとはいつなのでしょうか。
そのベストな結婚タイミングとは・・・
30歳です。
この研究では30歳プラスマイナス2歳ぐらいがいいとされていますので、28歳から32歳の間となりますが、30歳あたりを目処に結婚すると、最も離婚しづらいということがこの研究からわかることです。
研究チームはさまざまな分析もしていますが、30歳の頃に結婚すると幸せになるというよりは、30歳プラスマイナス2歳ぐらいまでに結婚できない人は、そもそも結婚生活に向いていない可能性もあると指摘しています。
例えば、人間関係において怒りっぽい人はトラブルが増えやすいので、そうすると、結婚してもお互いに辛い状況になる可能性も高くなります。そのような結婚が向かない人も中にはいるのではないかというわけです。
そういう人が無理に結婚してしまうと、離婚率も上がってしまうということです。
婚活を始めるタイミングは?
結局、統計や研究などを踏まえると、幸せになれる結婚のタイミングとしては、28歳から30歳ごろ、そして、結婚を考え始めるべきタイミングとしては、すぐにベストな相手に出会えるわけでもないでしょうから、25歳ぐらいがリミットになるのかもしれません。
結婚して家庭を作りたいという人は、結婚するタイミングの目処としてはそのあたりを考えてみてはいかがでしょうか。
もちろん自分の年齢と相手の年齢が違うということもあります。どちらから見るかによって離婚率が変わるということになってしまいますが、結婚をしたいという人であれば、26歳ぐらいから結婚を考え始めてみたり、26歳を過ぎてからは結婚も含めて長い関係を意識できるようなお付き合いを考えるのがいいのではないかと思います。
そして、関係を深めつつ、28歳ぐらいで決断をするのが良いのではないでしょうか。
結婚を無理に意識する必要はありませんが、26歳を過ぎたあたりからは長期的なお付き合いを考えてみると良いと思います。
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