恋愛拗らせていませんか?
皆さんの周りにも2次元や2.5次元、芸能人やアイドルに恋をしてしまっていると言っている人はいませんか?
まずはっきり言います。
2次元は恋愛ではありません!
2次元の恋愛から3次元の恋愛に、いずれは戻るにはというようなことを言う人もいるでしょうが、それは恋愛というものを間違えています。
2次元の世界もアイドルも、相手が何か反応を返してくれるわけでもありませんし、その反応全て自分の思った通りにコントロールすることができるものです。
恋愛というものはそういうものではありません。
恋愛では相手のことを理解してあげないといけないし、自分のことも理解してもらいやすくコミュニケーションしなければいけません。
自分の感情も相手にわかってもらわないといけないし、相手の感情もわかってあげないといけません。
そのやり取りがない時点で、それはもう恋愛ではありません。
もちろん、それはエンターテイメントとして好きなのはいいですが、それは恋愛とは呼びません。
双方向のやり取りもないし、お互いの感情を理解し合う必要もないので恋愛ではありません。
意外と多い「恋愛依存症」
おそらく自分が恋愛依存症だと思っている人は少ないと思います。
自分がしているのは恋愛であり、その対象が2次元になっているということが問題なだけで、まさか自分が恋愛依存症だとは考えてもみなかった人は結構多いです。
恋愛依存症と言われると、自分は恋愛依存症にはならないとか、自分には関係のない話だと思う人も多いとは思いますが、恋愛依存症というものは決して珍しいものではありません。
恋愛で拗らせている人自体も結構多いでしょうし、多くの人が恋愛依存症になり得ます。
若い人は4人に1人が恋愛依存症になっているというデータがあるぐらい、恋愛依存というものはかなり根深い問題になっています。
もちろん恋愛のピークは20代の頃とされていますので、それらを除く幼い年齢の人たちや年配の人たちを加えて、全体人口で見ても3%から10%ぐらいの人たちが恋愛依存症になっていると言われています。
これが恋愛のピークである20代の頃には25%を超えるとも言われているわけです。
この数字はノースダコタ大学などが行った研究による統計ですから、アメリカでの数字ではありますが、日本ではもっとひどいのではないかと思います。
日本人では不安を感じやすい人が結構多いですから、恋愛依存に苦しんでいる人はもっと多いのではないかと推測することができます。
ですから、これは結構身近な問題なんだと考えていただけたらと思います。
そんな恋愛依存にならないために、そして、苦しい恋愛にしがみつくことがないようにするための方法を知っておいてください。
一途でまっすぐな恋愛と恋愛依存症の違い
この恋愛依存症が進むと一途な状況とは全く違う状況になります。
進んだ先を考えると、それが恋愛依存症なのか、一途でまっすぐな恋愛なのかが分かります。
相手が恋愛依存症になりやすいのかとか、ストーカー的になってしまいやすいのかということは、過去の恋愛を尋ねることによってそれを見抜くこともできます。
恋愛依存症になりやすいタイプの人も最初はただの一途な人に見えます。
相手のために色々なことをしようとしますし、相手の関心を一生懸命引こうとします。
ですが、これは先ほど紹介した通り相手を満足させるためではなく自分の心を満足させるための行動です。
ですから、最終的にどのようにするかというところを見ると分かりやすいものです。
相手のために頑張って一途に尽くす人は、相手といい関係になったり相手が得をしたりするはずです。
ですが、恋愛依存はそうはならず、結果的に自己コントロールが効かなくなり相手に対して当たり散らしたり、他の行動や関心の放棄というものをしてしまいます。
この他の行動や関心の放棄というのは、例えば、仕事や友人関係などを放棄し始めるということです。
恋愛依存症の人は自分のコントロールが効かなくなり、その恋愛と相手の関心を引く以外の行為を全て放棄します。
ホストにハマって自己破産したりする異常なまでにホストに貢いでしまう人がよくいるようです。
借金をしてまで貢いで人生崩壊してしまう人がいますが、このような人はまさに恋愛依存症です。
自分の人生における最も重要なところにお金を使ったりするべきですし、人生においてはもっと重要なところがたくさんあるはずです。
もちろん恋愛も大切ですし、自分の好きな人を幸せにするというのも素敵な行為には違いありませんが、人生というものはそれだけではありませんし、仮に恋愛というものがなくても良い人生を歩むことはできるはずです。
ですが、それにもかかわらず、すべてを捨ててまで依存的になり全てをそこに注いでしまうわけです。
恋愛依存症は意外と近い問題です。
恋愛依存症の人は一見すると一途な人のように見えますが、異常なまでに相手の関心を引こうと頑張り、結果としては暴走して自分をコントロールできなくなり、その相手に依存すること以外のすべてを投げ出すような行動を取り始めます。
これが恋愛依存症の正体です。
くれぐれもお気をつけください。
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